長編小説『蓮華草の贈り物』 後書き3

今日は犬から出演キャラへの講評。
重要度は、☆>◎>○>△>× の順番で高いです。


・みょん
重要度:○
冥界での情報が後々役に立ったので意外と今回は必要ポジション。藍との会話も入れたかったし、前回の秋姉妹ネタより遙かに仕事した。さっすが我らのリーダー!最近胸ネタしか回ってこなかったもんね!
でもリーダーの割にはかっこついてないか。仕事ぶりは良かったけどね。またリーダーリーダーしてるところ書いてやらんと威厳が無いままだなぁ…一生まな板の汚名のままだよねいっか(こら)。


・アリス
重要度:○に近い△
会話の円滑材。でも、それ以上でもそれ以下でもない。代理ができた分、△に近い。けど、まぁ…アリスだからこんなにも馴染めたってのもあるので、○に近い△。割と誰でもよかった気がげふんげふん。
アリスってこういう役多いよね。居たら便利、けれど居なくても困らない。前回の秋姉妹ネタだってそうだし。


・ゆーかさん
重要度:△に近い○
花言葉を伝える役、ちょっとした妨害役として活躍してもらった。けど、他の人でも良くね?…って思うけれど、他の人だったらレティが動きにくいし、キャーユーカサーンのあの毎度お馴染みのあれが繰り広げられなかったから、それを考えると○。
でもやっぱり花言葉は早苗が言っても問題無かったため、やっぱり△より。便利なポジションではあるんだけどなぁ…


・乱射魔
重要度:◎
藍しゃまには今回隠れた仕事をしてもらった。二日目の夜のみょんとのやりとりは、今後のシリアスな展開を想起させるのに必須。無機質な心は、枕草子の冬のラストに出てくる『わろし』ぐらいに重要。
人を化かすのをノリノリでやってくれるからこそ、こういうときもの凄く空気を作る、フラグを立てるときに要る。出番こそ少なかったものの、その役得さに乾杯。
…そーなんだよなぁ。藍しゃまって、あえて誰とも恋愛フラグがないからこそ、もの凄く輝くんだよなぁ…改めて嫁の重要さを再認識。


・空気
重要度:×
ごめん今回本気で要らなかった。実は素早い動きが必要なときとか、アクション行動があるときは活躍する場があるんだ。けど、こういう話だとどうしてもなぁ…
しかし。セリフがあやうく無くなるところだった。流石に「うにゃ?」の一言だけであっても、何もないよりかはマシだと思ったんだ。


・レティさん
重要度:☆に近い◎
流石裏で暗躍するキャラ。たとえ性格が割と似ているキャラが生まれても(早苗がレティと被ったって思った)、彼女はやっぱり暗躍する。…なんでだろーね?
しかも暗躍するだけじゃない。哲学的なこともしっかり言ってくれる。ボケ能力もあって、抑揚がつけれる。毎度ながら、レティが居ないとすっごい物語進めるの面倒くさいんだろーなーと思うw
長編物語を書く上で、彼女の存在は二番目に大事。フラグ立てて、回収して…直接文章にされなくても、活躍はもの凄くするんです。


・寅ちゃん
重要度:△
別にあそこ、誰でも良かったし。けど、ある意味「良かったですね、これで本当の意味で姉と仲直りできて」の一言は、寅ちゃんだからこそ何か輝くものがあった気がする。
けど、それだけなんだよ。そこだけなんよ。居なくても困らなかった。そのワンシーンだけしか活躍しなかったし。それ以外何してたの。パルスィとラブラブ。…主人公にしやすいのにわき役にしにくい。うわぁ。


・万能巫女
重要度:☆
会話後書きの方でもにーやかに言ったけど。要る。もの凄く要る。物語に直接絡んでないキャラで一番要る。
レティとキャラが似てるかもしれないけれど、性格上こっちの方が圧倒的に抑揚がつけやすい。レティがいきなり裸踊りしたら「ふぁっ!?」って皆なるけど、早苗の場合「流石早苗w」ってなる。そう、いきなり奇怪な行動をしても全く違和感がない!
なのに、人情に厚いお人好しお姉さんキャラ。だからどシリアスも書ける。そう…早苗のテンション=物語のテンションと言ってしまっても過言ではない。そのくらい彼女の存在は要った!!
流石万能巫女。世界(しょうせつ)を動かす力まであるなんて。


みのりん
重要度:物語上必須
居ないと話にならない(二重の意味で)。でもね、びっくりすることがあんのよ。
…長編小説、出番が多かったことあるか?早苗並に出番があったことあるか?犬得の看板娘なのに?
物語上しょうがないんだけど、もっと出番を増やしてあげたいなとは思う。今回だって主要キャラなのに、出番4日目こそ多いものの、1、3日目でちょっとだけ。秋姉妹ネタだって、ラストのところぐらいしかちゃんと出てこない。
それなのにこの存在感。主要っていうポジションもあるんだけど、性格的にもキャラ的にも欠くことのできない存在。
うーむ。我ながら複雑なキャラだ。


パル子。
重要度:×
寅ちゃんが出たからついでに、程度。言ってしまえば金魚のフン。この子も主役にやりやすいのにわき役になりにくいキャラだ。どんだけ寅ちゃんと仲いいのよ!
4日目のみのりんの質問だって、パル子が一番適任だとは思ったけど、別にルナサでもアリスでも良かったしね。…うん、寅パルはもう、しょうがないわ。こういうとき出番無くても。


大根
重要度:△
邪魔とまで言われてしまった始末。ギャグだと大活躍するのに、なぜかシリアスでは全く活躍しない。
というか…多分だけど。こいつも寅ちゃんタイプだと思う。CP話を書くときはシリアスで活躍するのに、他になると可哀想なことにしかならない。良くて会話の円滑材(みのいく過去話とかいい例)。
こいつも話選ぶなぁ…


娘々
重要度:×
お前は一体何をした。というくらいに空気キャラ。なんてか…犬も娘々のキャラ掴めてない。
そーなんだよね…娘々の存在って、とじさとを書く上でとじさとを輝かせるためにあるキャラ、なんだよね。…おかしい、とじにゃんを売るつもりだったのに!どーしてとじさとの方が主要になっちゃってんの!?


さとりん
重要度:◎
重要ファクター。嘘をつき、唯一(?)の反対意見。ある意味裏で葛藤してたと思う。それで、3日目にとじぃに励ましてもらってね。…あれ、そしたらとじぃ、やっぱり要った?…△に戻してこよう(この時点でとじぃ×ついてた)。
心が読めるキャラクターって扱いにくいけど扱いやすい。頭にその設定を入れてないと会話がおかしくなる、けれど重要なファクターになりやすい。扱いなれたら必須ポジションに居座る。
それに、さとり自身報われない恋をしてたり、心が読めるせいで他人と違った考え方を持ちやすい。だからこういうとき活躍してくれるのよねー。


こいしちゃん
重要度:○
ワンシーンだけだったけど。居なかったら時系列が大変なことになってた…!
よくこいしには助けられる。あのふわふわしたキャラだからか、なんか衣玖さん以上に空気を読んでやってきてくれる。無意識って怖ぇ…
何なんだろうね。何でいっつもお前は犬を助けてくれるんだろうね。わんこ分かんないよ。


ルナサん
重要度:◎に近い○
さとりんとの合戦のときに要った。他でも結構出番があった。けれど、その他の出番は会話の円滑材と言ってしまえばそれまで。
けれどルナサが居なかったら衣玖さんに『変化』が無かったからね。さとりとの合戦の時に他の人って言うわけにもいかなかったら、その辺を考えると◎。
でもルナサは本当に健気だと思う。こんなポジションに居ても、むしろ力になれたって言って微笑むんだよ。何ていい子なの…!!


衣玖さん
重要度:物語上必須
今回の主人公。挫折、回復、挫折、立ち直り、進化っていう典型的な主人公w多分ここを境に衣玖さんは強くなってくれる。…と、信じたい。
衣玖さんと穣子って、性格を一言で表せないと思う。何ていうか…ものすごく複雑なんだよね。妖怪や神様なのに、人間臭いというか…こう、人間と種族が明らかに違うのに、どこか自分たちと近いものがある。それが特別濃いのがこの二人(早苗は除く。あれは元人間)だと思うんだけどどうだろう。
まぁ、とりあえず言えることは。まだまだ二人には困難が待ちかまえると思うから、また悩んで、立ち止まって、前進してくださいな。



サブキャラ達。

・ふっちー
重要度:○
何ていうかね。長編小説の中の癒し。
ふっちーは寅ちゃんたちとは逆に、自分から存在をアピールしてくれるのよね。だから気がついたら全く関係のないはずなのに、ちらっと姿を見せる。自分から出てきてくれるキャラはいいね!


・けーね
重要度:○
この人のとこ訪ねにいかないのはおかしい&里に行く理由が欲しかったのである意味いった。逆に、けーね先生のキャラ設定が出番を作ったって感じ。
そんな設定が無かったら、間違いなく犬はけーね先生出さなかったわ。


・てんこ
重要度:△に近い○
一応『何もなかった』ことを教えてくれはするけど、本当に重要だったかと聞かれると首を傾げる。
まぁ、衣玖さんが3日目に動く口実を作ってくれたということで。あと君の存在もある意味癒しだった。


・静ちゃん
重要度:☆
衣玖さんの説得に一番適任だった。犬が探していたものを静ちゃんは持ってた。
犬得で、精神的なものでは犬が一番尊敬する人かもしれない。ちょっと攻められただけで涙をこぼすのは泣き虫だから、というのとは違う。人のことを何よりも想うことができるからこその涙。人を傷つけてしまったと、申し訳なくなって思わず涙する彼女の純粋さは見習うものがある。
しかし、やはり一番は彼女の本当の意味での内心の強さ。真実と向き合おうとする強い意志に、はっきりと『こうしたい』という願いがある。…一ボスとは思えないな。いや、一ボスだからこそ、きっとこうなんだと思う。
そんな静ちゃん万歳。






最後に。
自分で書いていて一番印象に残ったところ。
穣子のこのセリフ。

「想いを言葉にして伝えろなんてよく言うけれど、それは言葉でしかないの。自分がいくら想いを込めたところで、それは受け取った人が恣意的に歪めてしまう。だから、自分のどうしても伝えたい想いは歪められない形で伝えるの。それがたとえ、どれだけ遠回りなやり方でもね。」

自分で書いておきながら、実はものすごくこの一言に納得するものがあった。
言葉とはとても不安定な贈り物だと思う。
それを受け取った人がどう解釈するか、それは受け取った人が決める。自分の想いがどうのこうの、そんなものは言葉では伝えられない。ある意味それは、受け取り主の妄想の中に沈んで、恣意的に歪められた後に取り出される。そんなものに意味を込めたところで意味はない。

だから、伝えたいことを『事実』として伝える。そんな手段の中で、花言葉はとても理想的なものだと考える。花の裏側に添えられた不変な『事実』。伝えるのではなく、気付かせる。これが一番重要なんだと思う。


そんな犬は、支えてくれる人皆にシロタエギクを送りたい。
それから、どうしても、あの人に。犬は蓮華草を送りたい。





難解な文章すまそ。さてと、計15日間おつかれさまでしたっ!今回は後日談ないです!
さて、明日は新入りさんの紹介をしまーす。うご3DSで見た方はもう読めると思いますけれどね。えぇ、あの人ですよー。






よし…設定こんなもんでいっかな。

 「ん、おっけー。わたしは裏面子に移されるのか。」

いや、それが今ちょっと考えてる。こいしを抜く理由が分からなくなってきた。

こ「へ?だって人数的に不都合だって…」

そーなんだけどなー…CPを考えると7人でも問題ないし、どっちかを自由面子に入れてもいいと思うんだ。

こ「自由面子?何それ。」

ん、静葉ちゃんやキスメみたいに、深く絡まないけれど設定付けされてて、ときどき出てくるっていう面子。どっちかをそっちに入れるってのも一案よねーって。

 「わたしはどっちでもいいよ。…あの人と関われるのならね。」

ありがとう、そう言ってくれると嬉しい。…さてと。それじゃあ実際明日から入れてみて考えますか。よろしくね。

 「分かったよ。…さぁ、暴れてやりますか!」

こ「びっくりするくらいその表現ぴったりだよね、君。」






コメ返。
>キバりん
何かね、15000文字がもうあんまり苦労しなくなってきたw犬にとったらあんまり多いって思わないわ15000文字。

そうなんだよ。危なかったよ橙。最初は全員出す予定なかったんだけど、予想以上に長編になったし、他の人もちらほら出てくるからこれは全員出すべきだなーって。うにゃ?の一言だけだったけどな!

そして書いてくれるのか!いつでもいいよ、楽しみに待ってるから!
何かネタ押し付けちゃってごめんね^^;

みのりんふぁんたじあ」はみのりんの電波曲中の電波曲だよ!是非聞いてみてね!