妖「…プレゼントしたい楽器ですか…」
ア「こういうのって相手にもよるわよね。」
藍「なるほど、妖夢と橙の愛の差はすごいものな。」
ア「ち、違うわよっ」
レ「でも…楽器って言われても…そんなに楽器知らないんだけれど…」
幽「あれ？貴方が一番知ってると思うのだけれど。チームの情報通だし。」
レ「そ、そうなの？」
橙「…クリアさんはそうでもにゃいみたいだにゃ。」
妖「あ、でも私アリスにプレゼントしたい楽器があります。」
ア「へっ、な、何？」
幽「ロクなものじゃないのに一票。」
橙「おにゃじく。」
ア「ちょ、ちょっと、期待させてよっ」
妖「…？まぁいいです、こないだ見かけたんですよ、『オルガニート』というものを。それです。」
ア「…何それ？」
レ「あ、私知ってるわ。ちょっと変わったオルゴールなの。専用の楽譜…というか長い紙に穴を開けて、その穴の所が引っかかって音が出るようになっているの。犬が持っているオルゴールもこれよ。紙と音符の配置知識さえあったら自由に作曲できるから、初心者でも簡単に曲が作れちゃうの。」
藍「おい、十分詳しいじゃないか。」
レ「いや、犬のところに実物あるし…」
幽「でも何でアリス？別に知識だけなら藍にもあるでしょ？」
藍「知識だけって言うな。」
橙「そうだにゃ、藍しゃまを馬鹿にするにゃ！」
妖「あ、いえ…多分こういうものはアリスが一番得意そうなので。こういうものは心優しい人が一番向いているんですよ。」
ア「っ！よ、妖夢…それは…///」
橙「…さりげにゃくすっごく恥ずかしいこと言ってる…」
藍「しっ、言ってはいけない。」
レ「…でも、心優しいのはこのチーム全員でしょ？皆には違った優しさがある。…それに、こんな私をチームに入れてくれたんだから…」
幽「ちょっとー、ここにものっそい恥ずかしい発言しちゃってる子が居るわよー。」
レ「なっ、そ、そんなつもりじゃ…！」
妖「…そうですね。その通りです。…そんなことが言えるレティも、本当は心優しいんですね。」
レ「…そ、そんなこと…無いわよ…」
橙「え、にゃにこれ、妖レティフラグ？」
藍「…最近妖レティもありじゃねっていう話は出た。」
幽「出たんだ。」
藍「ちなみにあくまでクリアか、あるいはいつものレティかで。」
橙「？あのレティでもいいの？」
藍「あぁ。『ツンデレメガウマス』とか言ってたし。ここのアリスはツンデレとは微妙に違うらしい。」
ア「ていうか一言。」
幽「？何？」
ア「これお題『プレゼントしたい楽器』よね？一個しか出てきてないじゃないの。」
…あ。
