妖「そうなんですか?」
藍「いや、知らない。」
ア「幻想郷の人にとったらあまり関係ないものね。」
妖「それじゃあ今日はこれで終了ですね。お疲れ様でしたー。」
藍「こらこらこら。」
妖「だってしょうがないじゃないですか、今日犬から何にもお題とか出されてないんですよ!」
幽「ってことはひたすらここでうだうだ言う。」
レ「あるいはみんなが氷付けになる。」
妖「何でですかっ!?」
レ「私がつまらないから。」
ア「自己中心主義者キター。」
橙「ていうかこれは犬がネタ切れなのかにゃ?」
レ「それは無いわよ。だって一応ネタは考えてたみたいだし。」
ア「じゃあ何でこういうことやらせるのよ。」
レ「強いて言うなら…ノリ?」
幽「ノリって…」
妖「海苔って美味しいですよね。個人的に韓国海苔は邪道だと思うのですが。」
藍「そのノリじゃないからな。お前はご飯でも煮詰めていろ。」
橙「え、にゃにそれ?」
ア「…米糊(こめのり)ね。」
レ「障子を貼るときとかに大活躍したのよ、昔は。だから舌切り雀のお話に、チュンチュンが糊を食べるとかそんな描写があったでしょ?あれは米糊だったから一応食べて問題ないのよ。」
橙「へー、そーにゃのかー。」
レ「というのが犬の推測。」
幽「いや、推測でも何でもなくその通りだと思うんだけど。」
妖「すみません、舌切り雀って何ですか?」
……
レ「えっとねー、チュンチュンがおばあさんに「グヘヘてめぇを食ってやる」っていって襲って来るんだけど、おばあさんも同じこと考えてて返り討ちにあって処刑されるの。それで普通に殺すだけだったらつまらないからって、チュンチュンの舌をぶった切ってあげたの。生かさず殺さず、三途の川を永遠に往復させるためにね。」
藍「うわぁ子供も黙る物騒な作り話。そんなのが童話だったら子供泣くぞ。」
妖「黙ってないじゃないですか。」
藍「ツッコむところそこか。」
レ「あ、そろそろ時間ね。みんな、お疲れ様。今日はここまでよ。」
藍「…ものの見事にオチがない。」