妖「10人面子です。で、皆さん、桜と言えば?」
みか〜ん
藍「んなあほなっ!」
早「奇跡を使って花を散らし、がっかりする人を見てあざ笑うのが恒例行事よね。」
妖「最悪だこの人っ!人をがっかりさせるためなんかに奇跡を使わないで下さい!」
ア「ていうか奇跡違うでしょ。」
レ「桜…綺麗ね…」
穣「あ、今日はレティクリアなんだ。」
橙「だにゃあ。平和で春にぴったりにゃ。」
妖「ある意味問題発言ですよね、それ。」
幽「…ふぅん、あんたでもそういう感情抱くのねぇ?」
レ「あら、悪い?」
幽「いいえ、ただあんたの事だから、雑草と違いが分からないとかって言うと思って。」
レ「それとは別よ。花は綺麗よ、六花(りっか)と同じくらいに儚く、凛として。」
幽「そうね…あんたはこんな世界、知らなかったのよね。」
レ「えぇ。私が居た世界はただ何処までも白いだけ。退屈だったわよ、世界を飾る色が白しかないんだから。」
幽「…大丈夫よ。これからもっと、色々な色を、花を見ることが出来るわ。」
レ「…知ってるわ。」
藍「もしもーし。」
幽「あ、ごめんなさいね。」
穣「そしてまさかのグレーだった。」
レ「あら、悪い?」
穣「いや…悪くないんだけれど…」
ア「…あれ?ねぇ、寅丸とパルスィは?」
早「爆破しろ。」
橙「あー…だろうにゃあ…パルスィも確か桜見るの初めてだにゃ。」
藍「ずっと地底に居たもんな、あいつ。で、愛人に案内、か。」
早「えぇ。ただ爆破しろっていうのはアリスのことよ?」
藍「そっちか。」
早「さぁ、アリスっ、そろそろ決着をつけるわよっ!」
ア「もう勘弁してよ…」
藍「…話逸れている気がするのは気のせいだろうか。」