妖「え、あれで小話終わり!?」
ごめん、ネタのメモに使っただけ。
因みに。東方雨晴願は、犬が1ゲーム分くらいのオリキャラを作っちゃったので、そいつらでいっそ何か話を作るか、という無計画話。
いや、ちゃんと話は考えたよ、うん!
「…様、よろしいのですか?」
「…えぇ。」
今回の異変は、ある一人の少女の”一言”からすべて始った―…
幻想郷の雪も溶け始め、そろそろ春告精の声が聞こえる頃。けれども桜の開花にはまだまだ早くて。
そんな冬と春、曖昧な季節でもこれはおかしかった。
「…おかしい。向日葵が満開だわ。」
一番初めにその異変に気が付いたのは、太陽の花畑にいつも居る幽香だった。彼女は夏に咲く花の種を植え、さあこれから育てよう、そう思った矢先、こんなことが。
「蒔いた種には影響が無いみたいだけれど…一体誰が…」
妖怪の山
「はわわわわっ、ど、どうして紅葉がっ!?え、えっとどこから色を変えれば
「ちょっと、お姉ちゃん落ち着いてよっ。」
秋姉妹のところにも異変が起こっていた。まだ葉をつけるのにも早かった季節のはずなのに、今ではあちこちの紅葉が、いや、すべての植物が色を変え、実りの季節そのものになっている。
「これは異変だよね、どう考えても。これじゃあ実るばっかりで育つ物が無くなっちゃうよ。」
「え、えっとえっとっ…」
「…はぁ、お姉ちゃん話聞いてない…しょうがない、異変解決の巫女は何やってんだか。」
湖の離れ
「…ん…誰よ、せっかく来年に向けて寝ようとしていたのに…」
もうすぐ春が来る。岩陰の日の当たらないところでうつらうつらしていたレティは、いきなり辺りが白銀の世界になっているのに気が付いた。
以前春を奪いに力んでた人は知っている。またそんな悪巧みをしている奴が居るのか。
「全く…迷惑なのよ、こっちは。」
これは四季を正すために、”四季”という輪廻がないと困る者と、
「…白玉楼が咲きそう…!?」
完全に私事で立ち上がった者の、異変解決までのお話。
今度マンガで出すちょい前の話。読んでくれる人は居るのか。