妖「今日は10人ですよー。」
藍「ずっと気になっていたことがあるんだが。」
穣「何々ー?藍の気になってたって事すっごい興味あるー!」
幽「どーせまたくっだらないことなんでしょ。」
藍「そんなことない。『亡くなる』という言葉があるだろ?あれは敬語なのか?」
幽「ほーらくっだらない。」
藍「くだらなくなんかない!」
レ「辞書じゃあそんな表記なかったでしょ。ていうか何で?」
藍「ほら、まず亡くなると自分には使わないだろ?」
寅「簡単に亡くなるとか言ってはいけません!」
早「よぉし寅ちゃんはちょっと黙ってよっか。」
ア「まぁ、そりゃね。もとい、自分が死ぬときなんか分からないし。」
穣「でも死ぬは自分にも使うよね。」
藍「そうなんだ。だから、亡くなるというのは敬語なのか。何となく丁寧な感じもしなくはない。」
幽「…すっごくどうでもいい。」
藍「それ、私がアザレアの花言葉が『貴方を愛することの幸せ』か、『貴方を愛する幸せ』と言っていることが心底どうでもいいということと類似してい
幽「それはどうでもよくない。『ことの』って付いていないだけでどれだけ意味というかニュアンアスが
藍「それと一緒だ。だから、私にとって、この問題はどうでもよくない。」
妖(…話が難しくて付いていけません…)
橙(おにゃじく、にゃ)
寅(私も…)
藍「…で、話を戻す。…敬語だと思うか?」
レ「敬語じゃあないんじゃない?だって『お亡くなり』って言うじゃない。おを付けて丁寧語にするのなら、それは敬語じゃあないんじゃないの?」
穣「だね。『亡くなられる』っても言えるしね。」
藍「甘いな。古典には最高敬語というのがある。尊敬語、謙譲語、丁寧語、これを一気に使う敬語があるんだ。」
穣「あーあったねー。あれだっけ、帝とかにだけ使うんだっけ?ついでに、いくつか帝にしか使わない敬語とかあったよね。」
パ「それは知らないけど。でも今は現代よ?敬語にするとき、『お』と受身(みたいな形)、これを二つ使うことはおかしいとされているわ。」
レ「でもそれは尊敬語と謙譲語が並んでるわけじゃないじゃない。」
パ「あ…そっか。」
藍「はい、ちょっといいか?そもそも尊敬語やら謙譲語には『受身』にすること事態ないと思うのだが…」
パ「あ、それは思った。『申し上げられる』っては言わないもの。」
穣「それは現代の考え方の反映じゃないかな?二重の敬意はおかしい…あ、でも『お』はつけるよね。」
藍「そうなんだ、『お』はつけるんだ。」
レ「お申し上げるとか、お召し上がるとか。あー、言うわねぇ普通に。」
早「…一個いいかしら?」
藍「ん、何だ?」
早「話ちょっとずれてない?いつの間にか敬語の変形の仕方になってるわよ?」
藍「あー確かにな。」
幽「あと一ついいかしら。」
藍「なん
幽「他所でやれ、半分くらい置いてけぼられてんの。」
藍「…はい。」
※犬は国語苦手なので間違ったとこあると思います。それは指指して笑っといてやってください。