ほんのり小話25

妖「サブ面子…の、二人ですかね。あと小説調と…ちょっとした実験を混ぜてるようです。」



私は暗い暗い闇しか見てこなかった。

暗い闇の中に光なんて一つもなくって。

けれど、彼女は、光は

私の前に、とても強く輝いてくれた

でも、その光は

私にとって、あまりにも強すぎた…



「…?どうしましたかパルスィ?」

昼下がり、みんなでご飯を食べた後に星と向かい合って、無意識の内に彼女をじっと見つめていた。

私は話そうか少し悩んだが、やがて口を開いて一つの疑問を投げかけた。

「…星は…どうして私の手をとってくれたの?」

地底の住人は他にもたくさんいた。彼女は何故か私の手だけを引いて帰っていった。

それはまるで、私を迎えに来てくれたようだった。

でも、どうして私だったのか。

今までずっど疑問に思っていたが、なかなか怖くて聞き出せなかった。

「…単純に、一目ぼれしたからですよ。」

星は笑って、答えた。


私は仲間が地底に封印されていたと知り、一度どんなところか知りたくなったのです。

あなたの存在は、そこに向かうまで知りませんでした。

始めてあなたと出会ったとき、私はあなたにすごく惹かれました。

憂いを湛えているのに、本当に澄んだ緑色のその瞳に。

私はムシして帰ることが出来なかったのです。


「…意外ね。あなたも一目ぼれとかするの。」

「ははっ、やはり笑いますか?」

笑う、とかではなく、単純に意外だなって思った。

おおらかな彼女は誰にでも優しく接し、誰にでも同じようにしていた。

特別という、その二文字は彼女の中に存在しないと思っていた。

「…今まで聞かなかったのは、やはり話して、私の返答が怖かったからですか?」

「…分かってたの。」

「なんとなく、ですね。」

やはり隠し事は通用しないか。思わず私も笑いをこぼした。

心配することなんて、何もなかったんだ。

「…心配しなくても、私はどこにも行きません。」

「えぇ…うん、もう心配しない。…ありがとう。」

「いえいえ、こちらこそ…ありがとうございます。」



光が強いと陰も強くなる。

対称ながら、強調し合う不思議な関係。

それはまるで、私達のように。

光が強いから、闇もまた強くなる。

二つは必ず、対等になれる。







実験というのは、電波曲をかけながらシリアスを書くという拷問プレイですw
…えぇ、かけませんでしたよ、無茶でしたよ…!
何回手止まったか…!

因みにかけた曲↓

キャプテン・ムラサのケツアンカー
±ハピネス
間もなく撃沈 パイパニック号
火力UPフィーバー
こーりん、壮絶!スッパの森
脇じゃん!巫女じゃん!最高じゃん!


こーりん以外始めて聞きましたw