妖「…16人です、が。ちょっと荒れておりますね。」
さ「そういうわけで、皆さんに聞きます。犬得をもっと広げるため、グローバル化を目指すか否か!」
妖「かっこよく聞こえるかもしれませんが、ただのエロを取り入れるかどうかの話ですよ。」
レ「反対。今まで築いてきた文化を壊すことになるわ。」
こ「さんせー。やっぱりさ、需要ってものが一番だと思うんだ。」
早「…反対ね。どうして好きなものに嘘をつくわけ?別に無理して書かなくてもいいじゃない。何で嫌いなもの書くわけ?意味が分からないわ。」
娘「早苗、それは違うわよ。あくまで書きたいときに書くだけ。もっと犬得に自由を取り入れようってことよ。」
穣「というか…広げなくっていいじゃん。知ってる?このある程度知られていて、ある程度のコメントがもらえるこの現状。荒れもしないし悪コメもない。これが一番平和で、一番幸せなんだよ。」
屠「…悪いが、私は賛成派だ。どうしてもっと上を行こうとしない。自分より年下の輩が跋扈している中、私達はまだまだ無名。お前達は向上心を忘れたか。」
藍「忘れたわけではない。ただ、目立ちすぎるのもよくないということだ。今のこのバランスを崩すわけにはいかない。それにな、何か特色というものが無くては、広がるものも広がらない。…違うか?」
妖「…もめてますね。」
ア「そうね。」
橙「だにゃあ。」
寅「…私達はー…中立派?」
妖「いえ、エロが分からなくって参加できない組です。」
ル「…成る程。」
衣「はい、反対よりですが、別に強く反発するわけでもありませんのでこの中立派にいますね。」
ル「…同じく…」
妖「大丈夫です、ある意味不参加組でも間違ってませんよ、ここ。」
幽「ここで入ってくるのは」
パ「第三の意見。」
さ「何ですか、あなたたちは黙っていてください。」
幽「確かに、お互い言いたい事は分かるわ。けれど、一番重要なことを忘れているわ。」
パ「…私達が足掻いたから、何になる?」
さ「……」
幽「最終的には犬の判断。犬はエロが苦手で書かない。いい話が好き。そして出来上がったこの文化。…それを守っていくのは犬だし、克服して、取り入れるのもまた犬。…私達が介入するスキマなんてないのよ。」
さ「…それでいいのですか?私達は犬の言いなりにしかなれないのですか?それは…いくらなんでもっ!」
パ「私達は犬の操り人形。操り主が居なくては、私達は動けないただの人形。…仕方ないことよ。」
こ「……でも、」
幽「…安心しなさい、犬は私達のこと、大切にしてくれているわ。今のは比喩。実際は、もっと想ってくれている。だから…犬に、委ねましょう?」
藍「……幽香…」
みかんうめぇ。
幽「…ちょっと、犬、表に出ようか。」