うちのあの子は恋愛感情が。

妖「今日はサブ面子ですよー。…本当に穣子の存在感って大きいですよね。」


穣「んー…」

早「どうしたの?…あ、もしかして衣玖さんのこと?」

穣「流石勘の女王。大体合ってるよ。」

早「いや勘の女王って何。そして今の勘じゃなくってもフツーに推測できるわ。」

穣「…最近…衣玖さんを直視できないっていうか…何なんだろ…あぁぁぁああもぉぉぉおおおぉっ!すっごいモヤモヤして気持ち悪いっ!」

早「いやーいいわねー青春ねー」

パ「うわぁ東風谷がものすごくいい笑顔だ。」

寅「流石恋愛の魔王ですね。」

早「おいこら誰が魔王だ。…皆好き勝手呼んじゃって…女神様でしょ、そこは!」

パ「いやいやいやいや、何この人自分で自分のことそんな大きな存在にしちゃってんの?頭大丈夫?どっか打ち付けてない?」

穣「え、もう早苗はそれが通常運転でしょ?」

早「何よーそんなボロカス言っちゃって。恋愛あるところ早苗あり!ってなだけじゃない。」

パ「それがどれだけタチが悪いか。」

寅「いいじゃないですか。それはつまり…私達が想い合っているから、愛の魔王様がここにいるってこと…私達の愛を認めてくださっているのですよ。」

パ「…星…」

早「で、みのりん気持ち吐いちゃえば?」

寅「ガン無視ですか。酷くないですか。せめて魔王って言ったこととかツッコんでくださいよ。」

穣「んー…よく分かんないんだよね…こう、そう、ベンザ○ロックの副作用のようなっ!」

パ「例えェ…それ伝わる人少ないでしょ。そりゃあ動悸、息切れ、ハイテンション、不眠等色々な症状に襲われるけど。」

寅「犬はその効果を得るためにそれを飲んでたりしますよね。」

パ「それ薬物乱用じゃない?」

大丈夫、大体風邪引いてるから。

パ「…あっそう…大体て。」

穣「でも…実際そうなんだよね。隣に居たら変にドキドキするし、無駄に緊張するし…なんなの、コレ。あたしベンザブ○ック飲んだ覚えないんだけど…」

寅「いい加減それから離れましょうよ。」

早「みのりん…それはね、立派な恋ってやつよっ!」

穣「恋…これが?」

早「イェヤァ。」

パ「その答え方どうなの。」

穣「でも…パルスィみたいなことにはなれないよ?」

パ「おいこらそれどういう意味よ。」

早「そーねぇ…一口に恋って言っても、色々表現方法はあるわ。…でも、衣玖さんのこと、大好きでしょ?」

穣「うん…」

早「…あ。」

寅「?どうしました?」

早「…ぜぇったい。これリア充になるの恐ろしく時間かかるわ。」

パ「そりゃまたなんで…あ。」

早「…思い出した?」

穣子
・神(寿命ない)
・寿命ある人に恋心抱くのってどうなのとか絶対言い出す
・そしてこの疎さ

衣玖さん
・妖怪(寿命あり)
・愛されるの苦手
・そしてあの奥手っぷり

寅「…私達より前途多難そうですね。」

早「多難で住んだらいいけれどね。」