犬得一番の病み要素だそうですよ。

妖「今日は裏サブ面子ですよー。」

穣「犬の友人がこう言ったんだ。」

 こいつの病み要素はいい。

衣「…誰ですか。」

穣「誰だと思う?」

早「えー…一番大人しいルナサ?」

ル「えっ…わ、私そんなイメージあったの?」

早「いやーこん中じゃあルナサぐらいしか思いつかなくて。」

穣「ざーんねん。答えはね…なんと雷鼓さん。」

衣「…へ?」

雷「ん、何がわたしなんだ?」

穣「…見える?」

衣(首を横に振る)

早「らっこさんとか犬得の楽観主義の代名詞じゃない。何でそんな見方が生まれちゃったの。」

雷「ねーねー何がー?」

衣「貴方に病み要素があるそうですよ。」

雷「え?わたし何か病気なのか?」

衣「いえそうではなく、」

穣「ある意味病気じゃない?衣玖さんのことが好きすぎる病。」

早「そしたらあたしは幽香さん崇拝病か。きゃぁぁああああ幽香

幽「失せなさい。」

ル「何か幻聴が聞こえた!?」

雷「じゃあわたしも…いくぅぅぅう

衣「雷鼓弾。」

穣「…お約束だねぇ…」

早「で、何が病み要素なのよ。」

穣「んっと。雷鼓さんって付喪神じゃん。で、道具なんだけどもうすでに人の姿をしてるから、普通なら人と同じように扱ってもらうはずじゃん。」

ル「…扱うっていう言葉は…道具専用じゃ…」

穣「いい言葉が思いつかなかったの。で、それでも雷鼓さんってあくまでも『道具』として扱ってって言ってるじゃん。それで主人に尽くそうとする…それが病み要素だって。」

雷「そーなのかー。」

衣「…それってただの依存では。」

穣「依存も十分病み要素だと…あぁ、病み要素とヤンデレ要素は別だからね?」

ル「…犬も最初は誤解してたよね…」

うっさい。

穣「それから、普通妖怪でも人間でも、自分が死ぬってこと…恐れるの?」

衣「恐れますね普通。」

早「あんたには分からないでしょうけどね。はい、続けて。」

穣「それで、雷鼓さんってあくまでも衣玖さんのことを第一に考えるでしょ?自分が死んでも、衣玖さんが無事ならそれでいい。逆に、衣玖さんが死んだら自分の存在している意味がない。それを考えると、病み要素だなーって。友人が。」

雷「そーなのかー。」

早「さっきからルーミア返事しかしてないわよ。」

衣「分かってますか雷鼓。」

雷「つまり…わたしは衣玖が大事ってことだな!」

衣「いやそう、そーなのですが!!」

早「…うん。自覚なしでいいんじゃないかしら、これ。」

穣「…衣玖さんも苦労するねーこれは。」






だ、そうですよ。