妖「今日は藍、穣子、衣玖さんの3人ですよー。」
藍「をい、パルスィで参謀組み、ってわけじゃないのか。」
穣「こんな面白そうな話をあたしが見逃すはずないじゃんか!」
衣「そうですね。…さてと、今回のテーマはこれです。」
☆モンスターボールとハイパーボール本当に得するのは?
穣「まず、これはかの有名なモケットモンスター中に出てくるアイテムだね。」
藍「やったことない人の為に。今回大切になることはこれだ。」
・ゲーム中、モンスターボール<スーパーボール<ハイパーボール の順番で捕まえられる確率が高い
・1つの値段は、モンスターボール200円、スーパーボール600円、ハイパーボール1200円
・ハイパーボールの捕まえやすさは、実質モンスターボールの2倍。
藍「さてと。私達はある人の書いた文章で、こんなものを見つけた。」
『ハイパーボールを1回、モンスターボール2回で同じ確率になるのでモンスターボールの方が得する。』
藍「それではこれを見ていこうじゃないか。」
衣「あのー…私、理数あまり得意ではないのですが…」
穣「じゃあツッコミに回って。」
衣「ツッコミいる前提!?」
穣「ハイパーボールの捕まえやすさは、実質モンスターボールの2倍。ってことで、ここではポケモンをモンスターボールは1/4、スーパーボールは1/3、ハイパーボールは1/2の確率で捕まえられると仮定しよう。」
藍「…っと。2^3という数字が出たら、『2の3乗』、つまり『2×2×2』ってことを表すぞ。」
穣「ハイパーボールの確率は1/2、対してモンスターボール二回は…1が最大だから、ここから『すべて失敗する確率』を引いて、『少なくとも1回は成功する確率』を求めるよ。だから、途中で捕まえても続けてる考えになってるから気をつけてね。」
衣「計算ややこしかったのですね。」
藍「すると、すべて失敗する確率は、2/3。これが二回だから、3^2/4^2で9/16。1から引くと、7/16だ。」
穣「これを少数にすると、ハイパーボールは50%、モンスターボールは43%になる。つまり、2回じゃあモンスターボールよりハイパーボールの方が捕まえられるってことだね!」
衣「2倍だからって、イコールにはならないわけなのですね。」
藍「そうだな。だが、次に同じ値段の場合、だ。」
穣「1200円のハイパーボール1回の中で、値段を統一するとモンスターボールが6回、スーパーボールが2回だね。」
藍「これではどれが一番確率が高くなるか。この場合は、」
モン 1-3^6/4^6=3267/4096 (0.82)
スー 1-3^2/2^2=5/9 (0.55)
ハイ 1/2 (0.50)
藍「同じ値段だけ投げると考えると、圧倒的にモンスターボールが捕まえやすいということになる。」
穣「因みに同じ回数、6回ハイパーボールを投げると捕まえられる確率は98%になるから、値段を考えずに回数勝負だとハイパーボールの方が得することになるね。」
衣「…どうして数が大きくなるのでしょうか。」
穣「収束だね。0〜1 の中(0、1は含まない)じゃあ、数をかければかけるほど0に近づいていくんだよ。」
藍「1/2で0.50、1/4で0.25になるだろ。だから、段々0に近づいていくことは分かるかと。」
穣「それを1から引く。無限大に回数を飛ばすと、実質全部外す回数は0に収束していくわけだから、1から0を引くことに近づいていく。だから、どんどん数字が増えていくんだね。」
藍「…それじゃあ、今回の結論。」
値段を求めるのならばモンスターボール、時間をかけたくないならハイパーボールが得。
穣「あと。計算方法間違ってても怒らないでね!」
衣「ちょっ!?」