文章の書き方のクセの考察

いやね、自分で気になってね。

個人的にクセかなーって思うのを箇条書きでつらつら書いてるだけなので、あんまり面白くないかもしれない。




・『強調したい文章は短文』

情景の説明やら仕草やらは2行以上で書かれることが多いけど、意味のある仕草や重要な心情を書くときは大体1行以内。いやまぁ、例外は多々ありますけど、基本的に。
長文→短文 とすると、結構文章に抑揚が付いてる気がする…のよ。うん。こっちがけかもしんないけど!とりあえず昨日の小説でこれがよく出てるなって思ったとこを抜粋すっと、



『自分の気持ちに分からないところが出てくると、そのまま放置したくなくなる。自分の腕が怪我をしているにも関わらず処置をしない、そのくらいに気持ち悪く、気になるものだった。

だから衣玖さんを連れ出し、風の気持ちいい原に出た。草木が揺らめき、優しい風が頬を掠める。青いリンドウの花が互いに話をしているように、ゆらゆらと視界に映った。

今は、大して気にならなかった。

そもそも、衣玖さんはあたしのことをどう思っているのか。他人のことは他人のこと、どう思われていようがその人の勝手。だから、あたしはあまり他人が自分のことをどう思っているのかは考えたことがない。それで、割り切れていたから。

衣玖さんがあたしのことをどう思っているのか。彼女なりの真実が、少し気になった。』



この場合だったら3つ目の文章(一行開くまでを1つの文章と考えるよ)の文章が明らか短い。5つ目も短いけど、3つ目はその半分くらいしかない。
昨日の後書きもあったけど、その3つ目の文章は結構意味があったり。前の文章の結論やまとめみたいな効果を出してくれたり、逆接的な効果を出してくれたりすることもあるのよね。
わ た し が お も う に !!(ここ重要)



・『心情は短文の羅列&句読点が多い』

これはテンポの良さを重視するのと、分かりやすさを求めて…なのか?心情はどうしても伝えにくいから、長文にすると読んでて抜けがあったり、分かりにくかったりするのよね。
1、2行くらいで毎回改行を挟んで、句読点を増やして…全部無意識なんだけど、クセだわな。
で、よく出てる文章が、



『何故、あたしは彼女にこれほどまで惹かれたのか。

それは、彼女の言葉と姿勢が大好きだから。

言葉の一つ一つに、とても重みがある。何気ない言葉に、その彼女なりの重みがある。

比喩を交え、その比喩がまた美しく、純粋な心を露にしている。詩人のように美しく、評論家のように説得力がある。

しかしそれは、詩人のように難解ではなく、評論家のように堅苦しくない。

そんな、彼女の言葉があたしは大好きなのだ。』



くっとうてん多いな!!予想以上に多くて自分でびっくりしt((
でもこのくらいやってもいいと思うんですよねー。大げさなくらいがちょうどいい((使い方ちげぇよ



・『逆にセリフは重要な文章ほど長い』

セリフは演劇の喋り手の声を聞くみたいな感覚で読めるから、逆に短い方がテンポ崩すイメージがある。ギャグ系は短い方がテンポ崩れない。
あんまりにも長くなったら一回改行入れるけど、重要なセリフは2〜4行ずらっと普通に書く。多分過去のやつ見ても全部そんなん。
衣玖さんの穣子の惹かれた理由について語ってるとこなんて長い長い。これは特筆することないと思うからこのくらいで。



・『最後に比喩表現、あるいはキャラの声(気持ちの尊重も含む)で終了』

意味のある終わりにしたいもn(( 昨日のみのいくは前者、衣玖さん風邪っぴき話は後者。勿論例外あり(秋姉妹喧嘩話とか)。
…ちょっと最近やったシリアス(?)のラストの文章振り返る。



今年のバレンタインより

『美味しくない。バレンタインにこんなものを送ろうとするなんてどうかしてる。あぁ、だから捨てようとしたのか。

…けれど。

紛れも無い、衣玖さんが作った、そんな味がするのだった。』

後者。みのりんの心理の反映的な文章だからある意味キャラの声。



とじさと相合傘より

『そう言って、さとりの本心に気が付かないままその傘の中に入った。

そのことに気が付いたさとりは、少しだけ、ほんの少しだけ、悲しそうな瞳をしていた。』

前者。気持ちの比喩表現。別に自然物とは限らなi((



雷鼓さん半壊話より

『互いに縛り、縛られる壊れた道具と主人が報われるのはいつの日か…』

例外。やや前者よりだけど、未来の想起ラスト?ちょっと違うな…うーん?



キバリんリクの話より

『「…それはね、あんたの言ってた照れ隠しそのものよ。」

くすくすと笑う早苗の声。それは静かに森の中に消えた。』

超前者。森の中に消えた、というのと照れ隠しを同一させてる。



衣玖ルナクリスマスより

『勿論と答えようとするけれど、上手く言葉にできない。

けれど、何が言いたいのか分かったのか。小さくお礼を言って、再びその手を握った。

午後の人里の雪は、冷たいはずなのに、どこか温かかった。』

はいはい前者前者。



この例外率の少なさ。え、前者ばっかりじゃんかって?それがね、長編を振り返ると圧倒的に後者の方が多い。まぁ、キャラを重視した話が多いからねーうちは。



とりあえず、ぱっと思いついたクセはこんくらいかしら。比喩表現はクセというより、考えてやってるから抜き。
無意識でやってる書き方で思いついたのはこんくらいでしたー。