今日は嫌なものを見てしまった。
早苗と、文さんが仲良くしているところを。
それも、恋愛的に。
分かってた。あれはあたしの知ってる早苗じゃないって。
分かってた、けど。
…どうしていいか、分からなくなった。
そのときいた慧音さんに、早苗との歴史を、記憶を消してもらおうとした。
けれど。気が付いた。
一緒に過ごした時間まで、忘れたくないって。
…最終的には何とか仲直りできた。
…きっかけを作ってくれた衣玖さんには感謝している。
…私は、それを見てどう思ったんだろう。
穣子があそこまで落ち込むのは見ていられなかった。
けれど、いざ仲直りしている姿を見ると。
…すごく、胸が詰まるような感覚を覚えるの。
…私は衣玖さんみたいに企ても出来ないし、慰めることも、気配りもできないから、
ただ見ているだけ、落ち込んだ彼女を、見ているだけしか出来なかった。
…でも、ね。…もし、私が何か行動できていたなら、
私にも…あんな風に、泣いたり、笑ったりしてくれたのかなぁ…?
「…お帰りなさいませ、観葉植物?」
夜になって。再び穣子と私はペアになった。
もうさっきまでの落ち込みは見られない。いつも通りの穣子だった。
昨日と役割を交代した形になって、いきなり暴言。腹が立つのと同時に、やっぱり穣子だな、と改めて再確認させられる。
「だーかーらー、観葉植物じゃなくって…!」
「…って、言いたいところだけど。」
言葉が途中でさえぎられる。一つ小さなため息をつくと、その口からはいつもの暴言は飛んでこなかった。
「衣玖さんから聞いた。あんた…あたしのこと、心配してくれたんだって?」
予想外の言葉に、思わず混乱する。心配なんて、した、いや、していない。大体なんで私が…そりゃ、見ていられないっては思った。思ったけれど、心配なん、て。
「し…した!すっごいした…!」
「ふぅん。君が、ねぇ…どういう風の吹き回し?君に心配されちゃ、あたしも落ちたなぁ。」
ちょっとボロを出せば、すぐこんな調子だ。
けど。
「…ありがと。」
ひねくれ者の口から出た、ありがとうの一言。
裏の無い、素直な感謝の気持ち。
私は何も言うことが出来なかった。
出来なかった、けど。
…すごく、嬉しかった。
コメ返。
<キバリ
そんなに待ってたのw単なる思い付きなのにww
っていうかすっかりみのキスにはまってらっしゃるwうーん…そんなにいいのか…^^;
でも楽しみにしてくれてるのは嬉しいな♪
この調子でラスト3日目もみのキスをお送りするZE☆
<mina様
でしょうね、mina様は好きなキャラ出ますもんねww
だって…あんまりにもみんながみのキスみのキス言うから…!
キスメちゃんが主人公なのは、犬が書きやすいかr((
攻めの描写より、受けの描写の方が得意なんですb
…ウケたなぁ…冗談半分で書いた、みのキス話。…犬は早穣派なのにあっるぇーww
今回の話も2828していただけると嬉しいです!