ほんのり小話 29

今回はさなみの…みのさな?の、穣子の独白で。
文章知ってる人は知ってる。しょうがない、この曲聞いてたら書きたくなったんだ。

あ、早苗は人間設定で。



夏に君と出合った

秋に君と本当に仲良くなった

冬に君と別れた

春にそんな思い出が甦る



声に出さなくてもいい。君の言いたいことはちゃんと分かる。

あたしが声に出せないときも、君はちゃんと言いたいこと分かってくれた。

あたしと君は、ずっと通じ合っていたから。

通じ合っているから大丈夫だって、

君はあたしに、そう教えてくれた。



困っているときは手を引いて連れ出してあげる。

悲しいときは抱きしめてあげる。

楽しいときは一緒に傍で笑ってあげる。

一人じゃないと教えてくれた君に。

あたしも、それに答えたかったから。

無理なんてしていない。

むしろ。

それが自然に、当たり前になった。

君が居てくれたから、今のあたしがある。



夏の新緑

秋の紅葉

冬の六花

春の桜花

一緒にたくさんの花を見て、たくさんの季節を過ごして。

唐突に君はあたしにこう言った。

 来年も、再来年も、十年後も、百年後もまた会いに行くから…


  少しだけのお別れ…


気が付いた。

巡る巡る季節は君の旅路だったんだって。

最期にあたしを抱きしめてくれた君の温かさ。

まだ、あたしの中に残ってる。

弱弱しかったのにどこか力強い、

やっぱり、君は最期まで変わらないなって。

…逆に、安心できた。



次は、あたしから会いに行く番。

何度季節が巡っても、あたしは絶対に会いに行く。

だって、あたしも約束したから。
 

 十年後も、百年後も、千年後も、ずっと後も、

 また会いに行くから…

 だから…


  少しだけのお別れ…






The 4 seasons 4 U の歌詞にそって何か書きたかった。

独白って話分かりにくいよね。…因みに、これは早苗ちゃんの死後の穣子の独白です。
会いに行くっていうのは…まぁ、お墓参りってことで、ね?
早苗の方のまた会いに行くっていうのは…「いつもあんたの心の中に居る」、そういう解釈…がいいなぁ(え)。今考えた。
少しだけのお別れは、言い変えると「また転生したら一緒に」っていうことで。これはずっと考えてた。


サークルがEast New Soundだから知ってる人結構居るかな?
知らなかったらぜひとも調べてください。良曲(神はやっぱメグッリメグッr(( )。
聞いた瞬間からこれはみのさなで何かやりたいって思ったんだ切なかったんだ!