ほんのり小話 47   …?

CW世界観で。首を傾げても、最後まで読んでください。





夜も遅くなり、雪がちらつく。風は穏やかなものだが寒気が強く、静葉、衣玖、穣子、早苗、ルナサ、寅丸の6人の体の熱をどんどん奪っていく。

見通しも悪いしこのまま歩いていても仕方が無い。そう思ったリーダーの静葉は、この辺りで野宿することを提案する。生き物の気配は感じられず、開けた野原故に隠れるところがない。だから、野盗にも襲われにくいだろう。そう思ってこの場所を選んだ。

「そうだね。これ以上ムリするのはよくないしね。じゃあ簡単な結界でも張って寝るとしよっか。」

穣子が短く何かを呟いたかと思うと、辺りに魔方陣が形成されて中心に淡い光を放ちながらふわふわ浮く光弾が召喚される。敵意あるものがこの中に入ってくると、その光弾から大きな音が鳴って仲間を起こす、というものだそうだ。

「まぁ…ついでに雪が防げたらいいんだけどね。」

と、苦笑を漏らすも、十分ですよと衣玖が笑う。他の仲間もそれに強く頷いた。

「それでは、早速寝る用意をしましょうか。…毛布くらいしかありませんけどね。」

冒険者だもの、そのくらいで十分でしょ。体が頑丈っていいわよね。」

寅丸の言葉に笑って返す早苗。そんな雑談をしながら、全員が寝る準備を終えた。

そう、思った。

「…あれ?お姉ちゃん?」

静葉だけは寝具を何一つ用意しないで、寒さに身を震わせながら手に自分の息を吹きかけていた。

心配されているのに気が付き、慌てた様子で取り繕う。

「あ、だ、大丈夫だから…わ、私のことは気にしないでっ…」

「…毛布の一つくらい、持って無いの?」

「……」

黙り込む静葉。それに対し、妹の穣子は一つため息をつく。

そのため息の熱でさえも、すぐに辺りの寒気と同化してしまう。

「…お姉ちゃん、自分の分はあるからってあたしに毛布をくれたけど…あれ、嘘だったんだね。本当は無いのに、あたしのこと気を使って…自分はムリして。」

「…その通りよ。…ごめんね、逆に心配させちゃって…」

「……」

残りの4人は顔を見合わせる。元々この神様は有名でないため、冒険者になったときはほとんど所持金は0に近かった。それは仲間の誰もが知っている。

しかし、冒険に必要となるものはある程度仕事をしていく中でほぼ揃ったと思っていた。察されないようにしていたのはあるのだろうが、気づかなかったことを悔やみ、じっと静葉を見つめる。

「…あ、あの…み、皆さん大丈夫ですから…気にしないで…」

「…それなら、やることは一つでしょう。」

そっと寝るように促し、寝転んだところで寅丸はそっと毛布をかける。その中に寅丸も入り、ぎゅっと静葉を抱きしめた。

「ひゃっ…」

「成る程ね、これはいい案だわ。」

残りの仲間もも寅丸に続き、寅丸の横に早苗、その横にルナサ。静葉のもう片方の隣に穣子、その隣に衣玖といった並びで互いにくっつく。

「み、皆さん…」

「ほら、こうすればあったかいでしょ?」

「……っ…ありがとう…ございます…っ…私…なんかの…ため……っ…」

ぎゅっと、互いを抱きしめあった温かさを感じあう。思わず涙が零れ落ちるリーダーが何か言おうとしたのを、皆は笑って答えた。


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次の日の早朝。支度を終え、出発する一行の後ろに二人。

「穣子。」

「ん、なぁに衣玖さん。」

袖をぎゅっと引っ張って、顔を赤らめて言った。

「…たまには、皆さんともいいですね。」

「…そうだね。」

互いに微笑みあって、その奥に含まれた意味をかみ締める。

そっと一つの小さな絵を入れることが出来るペンダントを取り出す。そこには、幸せそうな二人の絵が描かれてあった。










以上、今年の初夢でしたっ!!!
あともう一つ見ましたが、そっちはカオス。うちのすぐ近くの田んぼで、奈良県からやってきた幼稚園児20人くらいが鹿に乗る練習をしていて、それを尻目に見ながらケルディオでその隣を駆けていく夢。しかも途中川に落ちかけるっていうね。
更にその鹿、バシリスクみたいに二足歩行して、ホントにトカゲみたいに走っていくの。

ところで、ルナサがほとんど消えて、雷鼓さんが寅ちゃんに変わっていたのですがどういうことだったのでしょうか…はっ!さなみのいくしず+ルナサ で行こうってことですかね?
何はともあれ、美味しい夢でしたご馳走様!!

いーなーツイッターいーなぁー!!キバリンもやりたい!!
あいにく母様が「やるな」と言っているので…。
ケータイも高校に入ってから!!成り茶したいいいいいいいぃ(


コメ返。
<キバりん
ひっさしぶりの衣玖ルナだったよ!!クリスマス話本当はみのさなでやりたいのあったのに!!
うわぁああああぁけーね先生が荒ぶるぞぉぉおおおおぉぉおおおぉっ!!
ル「あっ、あのっ、だ、大丈夫だったから…そ、その…けーね先生、い、いいよっ…」
…犬の中で。男って大体モブにして、しかも大体悪役(?)にさせられるっていうね。
衣玖さんは正直、帽子取ったらもう誰か分からないよwwほんっとに帽子取ったらだれか分からんwww
服まで変わったらわんこでも分からんわ…衣玖さん大好きでも絶対分からん…
こっち始めて撫でたが投げたになったw滅多にやらないミスかなー…
フライングヘッドwwwwwwワロタwwwwww