東方CW-小話

ほんのり小話32-4

※けっこうグロい、えげつない表現が含まれてますのでご注意を。 竜宮の使いに案内されるまま、衣玖は無縁塚へと足を踏み入れた。幽霊や亡霊の姿を見ることは多いが、妖怪の数は全く居ないと言っても過言ではない。人間もここには近づかないし、邪魔が入らな…

ほんのり小話32-3

「…で、衣玖さんは何処?」無縁塚に着くなり、穣子は妖怪たち…推定竜宮の使い、に尋ねる。その質問を聞くと、急に彼女達は腹を抱えて笑い出した。「こいつ…本っ当に信じた…っ…あっはは…!」「馬っ鹿だわ…!傑作だわ…!」あぁ、後者だったか。別にその様子を…

ほんのり小話32-2

差し込んでくる光が少なくなってきた。辺りはまだ明るいので、先ほどから1、2時間経ったくらいだろうか。探しているキノコはなかなか見つからず、難儀しているようであった。結構簡単に見つかるものだと勝手に思い込んでいてしまっていたことに、思わず苦…

ほんのり小話32

長らくの放置すみませんでしたorz 幻想郷の話、いくみの…みのいく?のシリアス話を。多分ちょっと長くなる予定。 あ、あとオリキャラ出てきます。一般市民A的な。っていうか…竜宮って実際にある…で、いいんだよね(え)? 「…っとう…腹が立つったらありゃし…

ほんのり小話31

裏6人です。小説調シリアス、幻想郷のお話で。 あ、とじさとね。 「落し物をしたので探してきてくれませんか?」私は今朝、屠自古にそんな嘘をつきました。それも、落とした場所は魔法の森にある茨が茂っているところと、傷つかずには探せない場所と。から…

ほんのり小話 30 後日談

収穫祭。私には『始まり』の場所に帰ることが出来なかった。私の始まりは白銀の季節。そこから始まり、そこから私が生まれた。冬の世界こそ、私の原点で。そんなことを言っていたら、魔界に帰る途中のアリスと偶然会って、それじゃあ自分の始まりを示す人の…

後書き 3

土曜日更新出来なくて申し訳なかったです^^; それから、倉庫(もう一つのブログ)の方更新しました!…と言っても、うちにお迎えしたフィギュアの写真を乗っけただけですがw さてと、こないだの続きといきますか。・屠自古 なんか娘々についてた。 当日、布…

後書き 2

・キャラごとの活躍を振り返る・妖夢 アリスと共に幽々子の仕事をこなし、帰る途中にレティと静葉が会話しているのを発見。そこで静葉から情報を聞き出す。 当日は霊夢のところで一番の強敵の気を逸らした。早「今回仕事しなかった人その1。」妖「いやいや…

ほんのり小話30 後書き1

※激しくネタバレなので、全部読んでいない人は先に読んでください。 早「おつかれっしたあぁぁあああああぁぁぁあああっ!!」さ「58KBとかふざけた量を書いておいてーっ!」レ「実際何やったかって言ったらーっ?」こ「ただの仲直りーっ!」穣「いえやぁぁ…

ほんのり小話 30-7

白銀の季節の朝早く。早くと言っても太陽は姿を出しているし、辺りも明るい。そんな中、疾風のごとく移動する二つの陰があった。銀の欠片を巻き上げ、小さな吹雪を起こす。その陰の主は、寒さが苦手な小さな黒猫と、幼い豊穣の神様ーー橙と穣子だった。「…ち…

ほんのり小話 30-6

「まぁ、作戦決行は明日…いえ、ある意味今夜からね。」口元に手を当て、考える仕草を見せるレティ。さとりはちょうどレティが何をやっているのか説明し終えたのを確認すると、皆と同じように座った。「あの、何を「やっていたかって?これですよ。」最後まで…

ほんのり小話 30-5

この場に今居るのは藍、衣玖、早苗、さとり、こいし、ルナサの六人。出来れば全員の協力が欲しいと思う藍は、もう少し仲間を集めてくると言って、外に出ようとする。「あら、大丈夫だと聞いてませんか?」それを止めるさとり。心配しなくても、すでにほとん…

ほんのり小話 30-4

あ、今回はさとりん純粋な子の方で。 「それで…」大体の謎は解けた。まだ分からないことはあるが…今の情報では推測にしかならない。それよりも、衣玖には重要な問題があった。それは、今後の方針だ。何がどうなっているか。その時系列を整理した上で、藍や早…

ほんのり小話 30-3

同刻、人間の里付近。長年探していた妹の消息も分かり、安心した様子で静葉はひとまず、自分の家に帰る途中だった。たとえ会えなくても、居場所が分かっただけで心のつっかえが取れたような気がした。軽い足取りで、銀世界に足跡を残していく。すると、急に…

ほんのり小話 30-2

「しかし珍しいですね…藍さんが穣子のために行動しようとしているなんて…」洗い物が終わり、二人とも一次作業を中断してさっきの静葉という穣子の姉…?の話をまとめる。「お前…誰が穣子のためだと言った?」「え、違うのですか?」予想外の反応に、思わず衣…

ほんのり小話 30-1

妖「面子はバラバラ、更に犬得外のキャラが一名、小説調、幻想郷話です。早苗は神設定で。」 秋が終わり、冬がやってきた。冬の幻想郷は一面が銀世界となり、静寂と無色で飾られる。冷たい世界に身を震わせる者も居れば、自分の大好きな世界だと大喜びする者…

ほんのり小話 29

今回はさなみの…みのさな?の、穣子の独白で。 文章知ってる人は知ってる。しょうがない、この曲聞いてたら書きたくなったんだ。あ、早苗は人間設定で。 夏に君と出合った秋に君と本当に仲良くなった冬に君と別れた春にそんな思い出が甦る 声に出さなくても…

ほんのり小話28(?)-2

・女子会サイド穣「そういえばちょっと趣旨を変えて…みんなーバトロワ何処まで読んだ?あ、バトロワっていうのは、うごメモでぬかづけ様が書いた二次創作の小説のことだよ。」ア「あーあのえげつない話…ね。なんていうか…嫌いなんだけど、魅入られちゃったっ…

ほんのり小話28(?)-1

お久しぶりです、ようやくテストが終わりました…! ってことで、テスト中に思いついたネタやりまーs((題して 『犬得で女子会&苦労人会』 ・女子会サイド メンバー:穣子、早苗、パルスィ、レティ、アリス、さとり、娘々、ルナサ穣「よーし、みんな集まった…

ほんのり小話27

なんと藍みょん。小説調…のつもりだけど、会話多い。 「…さてと、お前ならどうする?」肘をつき、手をあごの下で交差させる。妖夢もそれを見て、とても困った様子に、「…どうしましょうね…」ただ、苦笑するしかなかった。二人は、今魔物に襲われている真っ只…

ほんのり小話 26

なんか思いついたから、幽レティ。 雪女は寒いところに住む。猛吹雪の中でも平然としている。誰も想像しないし、できないと思うけれど。…雪女って、一番の寒がりなのよ。温かさを感じないと、ただ白いだけの世界に飲まれそうになる。…けれど。分かってくれる…

成り茶が壮絶すぎて思わず書きたくなった小話 おまけ。

衣玖みのです。みのキスは昨日で終わりなので。 もう大丈夫そう言ったものの、やっぱりまだ立ち直れていないどうしてこれほどにまで苦しいのだろうあれはあたしの知ってる早苗じゃない割り切ろうとしても、割り切ることが出来ないただただ、辛い彼女の笑顔を…

成り茶が壮絶すぎて思わず書きたくなった小話 三日目-下

彼女が振り返る。私は彼女の目線の先に居た。こちらを見ている。しっかりと、気が付いていた。距離がやや近い。どんな表情か、よく分かった。「…あっ、あの…さ、」必死に声を絞り出す。けれど、穣子はくるりと私に背を向けた。「顔、合わせない方がいい。そ…

成り茶が壮絶すぎて思わず書きたくなった小話 三日目-中

「…やっと追いついたよ全くもう…」私を追いかけてきたフラン達はしばらくして追いついてきた。吸血鬼たちは飛ぶ速度が速い。余裕だったに違いない。私は何も言えなかった。想いがよく分からない。どうしたいのかが、よく…「…ほら、穣子のところ早く戻りなさ…

成り茶が壮絶すぎて思わず書きたくなった小話 三日目-上

みのキス話三日目ラストです。 今日は穣子がここに来るのが遅くて、フランや魔理沙、大妖精と一緒にお話をしてた。「でさ、こういうこと言われたらどう?」からかいの意をこめて、穣子の真似をするフラン。私はもう、顔を赤らめて突っ伏すしかしなかった。も…

成り茶が壮絶すぎて思わず書きたくなった小話 二日目

今日は嫌なものを見てしまった。早苗と、文さんが仲良くしているところを。それも、恋愛的に。分かってた。あれはあたしの知ってる早苗じゃないって。分かってた、けど。…どうしていいか、分からなくなった。そのときいた慧音さんに、早苗との歴史を、記憶を…

成り茶が壮絶すぎて思わず書きたくなった小話 一日目

つらね様の成り茶には、犬:穣子、衣玖さん キバリ:けーね、優曇華、てゐ 等 つらね様:フラン、魔理沙 等 mina様:キスメ、大妖精 すわら様:早苗、アリス が、主に参加していました。 それで繰り広げられてたのを小話にしたくなりましたw主にみのキスw今回作…

ほんのり小話25

妖「サブ面子…の、二人ですかね。あと小説調と…ちょっとした実験を混ぜてるようです。」 私は暗い暗い闇しか見てこなかった。暗い闇の中に光なんて一つもなくって。けれど、彼女は、光は私の前に、とても強く輝いてくれたでも、その光は私にとって、あまりに…

ほんのり小話24 下

(…素直になれ、っていうのもおかしいわね…)ついさっきの幽香の話を聞いて、少し複雑な気持ちになっていた。何と言えば分からない彼女の気持ち。好きだけど、迷惑はかけたくない。どちらも本心であるが故、かける言葉がなかなか見つからなかった。レティ自…

ほんのり小話24 上

妖「今日は主要面子だけ…というか、出てくる人は偏っています、はい。」 「…ったく…早苗にはいっつも困らされるわ…」ついさっきまで早苗に追いかけられ、ようやく解放してもらえた幽香。自分のことを好いてくれるのは嬉しいけれど、ここまで付きまとわれると…